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失敗するたびに、人を注意するより仕組みを直したい

同じ種類のミスが何度も起きたとき、「次から気をつけましょう」で終わるのが昔からあまり好きではありません。

一回なら分かります。でも二回、三回と同じところで事故るなら、人間に期待しすぎじゃない?と思います。

忘れる前提にした方が早い

自分たちの開発でも、元の情報が変わったのにそこから作った内容が古いままだったり、確認したつもりの機能が実際には条件を満たしていなかったり、更新するべき情報が抜けたりすることがありました。

最初は、その都度直せばいいと思います。でも同じ種類の事故が続くと、問題は個人ではなく仕組みにあります。

そこで、元の情報が変わったら関連する情報にも印を付ける、完成したと言うだけでなく動いた証拠を残す、一定時間止まった仕事を見つける、といった仕組みを増やしてきました。会社がだんだん過保護になる。でも、それでいいと思っています。

人間は、注意されたから完璧になるわけではない

仕事では「注意すれば次から直る」という前提が結構あります。もちろん学習はします。ただ、忙しいと忘れるし、別のことを考えていたら抜けるし、担当が変わればまた起きます。

これを全部、本人の意識の問題にすると会社がしんどくなります。注意する側も、される側も疲れます。

だから自分は、重要なことほど記憶力や注意力に依存させない方がいいと思っています。

失敗は、仕組みを増やす材料になる

自分たちは、情報同士の関係をつないでAIが参照できる仕組みも運用しています。実際に長く使うと、古い情報が残る、関係が増えすぎる、元の情報が変わっても下流へ伝わらない、といった問題が出ました。

作る前にはあまり見えていなかった問題です。詳しくは別の記事でも書いています。グラフ型データベースのAIエージェント、運用して分かった難しさ

こういう事故が起きるたびに、「なんで?」を掘って仕組みへ戻すようにしています。

注意力の高い人を集めるより、注意力が要らない会社へ

優秀な人を集めることはもちろん大事です。でも、優秀な人しか回せない会社は意外と弱い気がします。

誰かが忘れても、別の人が入っても、忙しい日でも、重要なことだけは落ちない。それをソフトウェアや手順で支えられる方が強い。

人間を完璧にするより、会社の方を賢くしたい。失敗を隠すのではなく、次に同じ失敗をしなくて済む部品へ変える。Beekleでは、そういう会社の作り方をしたいと思っています。